« 2月誕生石【アメジスト】 | トップページ | Fluorescence(フローレッセンス)~蛍光性~ »

ダイヤモンドのグレード(4C)について【ジュエリー豆知識】

今日は少しダイヤモンドについてお話しましょう。

ダイヤモンドの価値と価格は「4C(よんシー)」と言われる4つの項目で評価され、グレード分けされます。

4Cとは、Cから始まる4つの単語の頭文字

Carat/カラット) 重さ
Color/カラー) 色
Cut/カット) 研磨状態
Clarity/クラリティ) キズ・内包物の有無

からきています。
細かく説明すると複雑なのでなるべく分かりやすく簡潔に述べたいと思います。

 

(Carat/カラット=重さ

「xxカラットのダイヤリング」など聞いたことはありますか?
カラットは大きさと思われている方が多いのですが、実は重さの単位です。
(1カラット=0.2g)

当然重たいほうが値段が高いですが、他の4Cの評価も含めて決まるので単純に数字が大きいから価値や値段が高いとは限りません。
同じカラットのダイヤがあれば他のCの評価に注目しましょう。

婚約指輪で需要が多いところは0.2ct・0.3ct・0.5ct。
0.4ctも使用されますが、4という数字はおめでたい結婚に因んで控えられる方も多いようです。

 

(Color/カラー)=色・白さ

ダイヤの色の評価はDiamondの【D】から始まるアルファベット(23個)で表します。

D・E・F・G・H・I・・・・・・・・Z

Dが最高評価で一番白く価値があります。
DからZに向かうほど有色ということになります。

【D・E・F】→肉眼で完全無色
【G・H】→肉眼でほぼ無色に見える
【I・J・K】→見方によって微妙に黄色っぽく見える
【M・・・Z】→Zへむけてどんどん黄色や茶色が顕著に

Hくらいまでなら肉眼で透明に見えると思います。
婚約指輪では最低でもHカラーがおすすめです。

イエローやピンクのゴールド枠にセッティングすると、地金の色の影響でK~Mカラー辺りは肉眼では白っぽく見せることができます。

他にグレード評価にはありませんが、ピンク・イエロー・ブルーなどの希少な天然カラーダイヤもあります。
・・・が、天然カラーダイヤは濃くなるほど白色に比べ高価です。

 

 

(Cut/カット)=研磨状態

これは輝き方に大きく影響するので大事です!できればカットは最高評価に近い方がおすすめです。
ポイントだけでも抑えましょう。

カットの評価は高い順に

【良い】
Excellent(3EX・H&C)
  ↓
Very Good
  ↓
Good
  ↓
Fair
  ↓
Poor
【悪い】

となります。
お店によっては独自のランクを作ってるところもあります。

ズバリ!
カットは(Excellent)、(Very Good)までを選びましょう。
カットが良ければ他のグレードが多少低くてもきれいに見えます。
肉眼でもその輝きは際立ちます。

カットはダイヤの輝きを左右する大事な要素です。

 

 

(Clarity/クラリティ)=キズや内包物の有無

ダイヤの中にキズや不純物等がどの程度あるかを評価したものです。評価の良い順に

 

【FL】フローレス
【IF】インターナル・フローレス
⇒内包物が無いレベル。
但しこのランクは非常に希少です。なぜならダイヤ自体天然の産物なので、内包物の無いものは少ないんだなー。 大きいダイヤになるほど希少です。

 

(ブイ・ブイ・エス)クラス
【VVS1】
【VVS2】
⇒顕微鏡で見てかろうじて内包物が確認できるかどうか、というレベル。
一般的にはこのランクが最高と思ってよいと思います。

 

(ブイ・エス)クラス
【VS1】
【VS2】
⇒顕微鏡で見てわずかにあるかどうか、程度の内包物。
肉眼では見えないレベルです。
個人的には上質クラスです。値段を抑えつつきれいなダイヤをお求めの場合、このグレードで十分だと思います。

 

(エス・アイ)クラス
【SI1】
【SI2】
⇒顕微鏡でははっきりと内包物を確認できるけど、肉眼では確認が難しいレベル。
普通の人が顕微鏡などを使って判別することはまずないですし、大事なのは見た目きれいかどうかです。
最低限このクラスを保持すれば肉眼ではきれいに見える品質です。
婚約指輪も最低ここまでのグレードにしておくのがおすすめです。

 

(アイ)クラス
【I1】
【I2】
【I3】
⇒肉眼でも概ね内包物が確認できるレベルでお薦めはできないです。大量生産品などもこのあたりのグレードが多いです。(なので値段も安いわけですね)

ただし、1カラットなど大きいダイヤは、場面・容積が大きくなるほど不純物の含まれる割合も高くなるという意味である程度の内包物は仕方ない場合もあります。
0.2ct、0.3ctあたりではこのクラスはお薦めはできません。

 

ということで、表でまとめてみました。

 

Web


ピンクの範囲は上質・高品位とみなせます。
ブルーの範囲が肉眼できれいに見える品質。エンゲージダイヤも最低限保持したい品位です。

 

ダイヤ選びの際にお役立てください。

 

その他のジュエリー豆知識はこちら

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ジュエリームナカタホームページを見る

5300250

 

【お車の所要時間】※交通事情により
・さいたま市(大宮駅)⇒約15分
・川越市(川越駅)⇒約20分
・所沢市(所沢駅)⇒約40分
・ららぽーと富士見⇒約15分

 

|

« 2月誕生石【アメジスト】 | トップページ | Fluorescence(フローレッセンス)~蛍光性~ »

コメント

カラットって大きさかと思っていたよ~
色々あるんだね!

知らない事だらけだね・。*。・*

投稿: naoko | 2007年2月12日 (月) 22時28分

naokoさん>
カラットは重さなんだね~。

でもまあ、重さに比例して大きさも大きくなるので間違いはないけどね。

何か聞きたくなったらいつでも言ってくださいな♪

投稿: むーさん | 2007年2月13日 (火) 21時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ダイヤモンドのグレード(4C)について【ジュエリー豆知識】:

« 2月誕生石【アメジスト】 | トップページ | Fluorescence(フローレッセンス)~蛍光性~ »