Fluorescence(フローレッセンス)~蛍光性~
先日のダイヤ『4C』のおまけです。
ダイヤモンドは紫外線に対する様々な蛍光性がよく確認できます。
蛍光性は、標準的な長波紫外線灯を使用することで容易に確認することができます。
また蛍光性が強いものでは、太陽の光でも確認できるものもあります。
これは、天然ダイヤモンドのひとつの特性とも言えます。
合成ダイヤモンドでは長波紫外線での強い蛍光性は認めることが出来ません。
このことは裏返せば、蛍光性の強いものはく天然ダイヤモンドであることの証明になるともいえますね。
2003年GIA(米国宝石学会)では、将来的には蛍光性が天然ダイヤモンドを証明する明確な指標になる可能性を示しています。
~蛍光性と品質について~
ダイヤモンドの蛍光性はその程度によって
None(無し)
Faint(弱い)
Medium(中)
Strong(鮮やか)
Very Strong(かなり鮮やか)
に分類されます。
ひとつ注意すべきは蛍光性とダイヤの品質は全く関係がないので、4Cのグレーディングに影響を与えることは基本的にはありません。
(※ごく稀に過度に蛍光性が強すぎるものがあるがそれは別 )
ダイヤモンドの蛍光性は天然の証であり、またブルーの蛍光はダイヤモンドの黄味を飛ばし透明色(白色)に見せる効果も認められています。
そのため、カラーグレードの低いものでは逆に強いブルーの蛍光性が珍重される場合もあります。
ダイヤモンドの蛍光性は天然の証明とした上で、各自の好みので色調も含めて世界に1つのダイヤとして、持ち主の自己満足であればよいと思います。
~蛍光性の色調について~
一般的には【ブルー】が有名ですが、ブルーでも透明度のあるものや白っぽいものがあります。
他に(ホワイト、イエロー、イエロイッシュグリーン、オレンジ)等、様々な色調があります。
現在の鑑定書表記は、Faint(弱い)の蛍光性については色調までの記載は無く、Faint(弱い)のみの記載となり、Medium以上は色調も表記されます。
長時間の紫外線??と思われた方、クラブなどの店内の灯りの下でダイヤを見た時にこの蛍光性を確認することができるみたいです。
ダイヤの鑑定書やソーティング袋をお持ちならこの蛍光性が表記されていると思います。
また、お店でダイヤを見た場合、たいていのお店では「蛍光性を知りたい」といえば教えてくれるか、またはその場で調べてくれるかと思います。
これであなたもダイヤ博士!
o(`・ω・´)b
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