WAXによるリング作り
以前地金から手作りリングの作り方をご紹介させていただきましたが、今日は別の作り方をご紹介します。
① これはWAX(ワックス)といいまして、ろうそくのロウのような素材です。
ブロックから必要分を切り取り、造形していきます。
地金で作るかWAXで作るかは、デザインや工程・完成度などを総合的に考慮して決めます。
地金加工とWAX加工を併用することもあります。
では早速。
①必要な分を切り分けます。
②形を造成していきます。
リングの場合まずはリングサイズに合わせて内径をくり抜きます。
内径はWAXリング作りの最初にして、重要な作業です。
内径を基準に幅や厚み、フォルムなどを決めるからです。
③内径を基準にデザインに沿って造形していきます。
素材自体が非常に柔らかいので割れたりキズついたりしないよう、優しく大事に扱います。
形が出来上がるほど細く繊細になっていきますので、神経を集中させ作業を行わなくてはなりません。
ただWAXのメリットとして、割れたりキズ付いたとしても熱でロウを付けたり盛ることができます。
ですので手作り体験コースでもお客様に安心・確実にお作りいただけるというわけです。
④造形完了。このあと鋳造に入ります。
【鋳造とは】
ワックスで作った造形物を原型とし、それを石膏で固め釜(電気炉)の中に入れ加熱します。
するとワックスが焼失し、石膏内には原型と同じ形の空洞が出来ます。
その空洞に高温で液状化した金属(銀、金、プラチナなど)を流し込みます。
流し込んだら冷えるのを待ち、石膏を崩すと中から固まった金属が元のWAXの形状となって出てくるという工程です。
⑤鋳造した品物をヤスリ等で微調整し研磨を施しまして・・・
⑥完成です
石入れや刻印が必要な場合は⑤の工程後に施します。
最終的に素敵に完成させるにはどのように作ればいいか・・・
検討することが、ジュエリー作りの初めの一歩です。
出来上がりは段取りで8割方決まると心得てます。
手作りコースでも、しっかり打ち合わせ段階で準備しましょう!
(金属からの作り方はこちら)
http://67katakeita.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_506c.html
その他の豆知識はこちら
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コメント
(*・ω・)ノ~☆コンバンワ♪
ミクシーから飛んできたよ。緑の物体はなんだろう、と思って文章を読んでみたらワックスなんだね。ロウみたいなの?こういうので作っていくんだ~、って感心しちゃった。
作る過程を垣間見れるって楽しいね♪
いつもは携帯からだからブログまで見れなかったけど、久々にPCからミクシー見てみたよ☆
むーさんのブログ、あたしのブログにリンクしたくなっちゃった。いいですか?ジュエリーに憧れてる子って結構多いと思うの。ミクシーやってない子にも見せたいわ。
投稿: ちづ猫 | 2007年3月 9日 (金) 22時47分
ちづ猫さん>
嬉しいコメント、ありがとうです♪
ブログへのリンク、もちろんOKです^ ^v
出来上がった作品だけでなくて、作る行程も少しでも知ってもらえたら、という思いで載せました。^ ^
多くのジュエリー&アクセ好きの方に見てもらえますように♪
これからも宜しくねっ!v^ ^v
投稿: むーさん | 2007年3月10日 (土) 07時26分