4月誕生石~ダイヤモンド~
そしてお待たせしました。
4月の誕生石にして宝石の王様ともいわれる【ダイヤモンド】の豆知識をご紹介したいと思います。
象徴:清浄無垢
きっかけは1474年、オーストリアの公爵が婚約者にダイヤモンドを贈ったのが始まりだそうです。
以後、抜群の耐久性とその無垢な輝きから永遠の愛の象徴とされ、エンゲージリングやマリッジリング、それに結婚記念日のプレゼントなどに欠かせない存在として愛されてきました。
インド人が河原で拾ったのが始まりと言われ、一番最初に身に着けたのはインド人といわれます。
その後徐々にヨーロッパへ広まり、いつしかダイヤモンドジュエリーを着けることが富裕層の間でブームになり、同時に権力誇示の象徴ともなりました。
ダイヤモンドが美しい宝石として世界に広まったのは15世紀、ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く技術が発明されたことでした。
その後17世紀の後半にダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す、58面からなる「ブリリアントカット」が発明されました。その後ダイヤモンドは世界中の人たちを魅了し、瞬く間に宝石の王様となりました。
ダイヤモンドの語源はギリシャ語の【アダマス(従服されないもの)】からきています。
和名は【金剛石(完全なるもの)】と呼ばれています。
何年経っても輝き、形状、耐久性が失われず、美しさを永遠に保ち続けることが所以です。
ダイヤモンドは鉱物的にみるとなんと炭や鉛筆の芯とまったく同じ成分!炭素からできています。(性質は異なります)
地底内部200~300キロの地中で、1500~2000度という高温と6万気圧もの高圧のマグマの中から誕生するという、気の遠くなるような時間と行程で作られる壮大なスケールの石で、中には20~30億年前にできたものもあるそうですよ。
産出量がとても少なく、1カラット(=0.2グラム)のダイヤモンドを得るためには、約4トンもの原石を必要とし、しかも宝飾用として使えるのはその内の4分の1程度といわれています。それ以外は工業用ダイヤモンドとして使用されます。
なぜダイヤモンドが高価なのか、分かる気がしますね!
宝石中はもちろん、地球上でも一番硬い鉱物です。
硬度が9のルビーやサファイヤと比較しても4倍以上の硬さがあるのだそう。
故にダイヤモンドはダイヤモンドでしかキズをつけることは出来ません。
これだけ聞くとどんなに粗雑に取り扱っても大丈夫、と思われるかもしれませんが、実際は割れることも、欠けることもありますからご注意を。
硬すぎるが故の弱さがあるのです。
また、ダイヤモンドには油になじみやすい性質(油親性)があります。
その性質のため手の油やほこりがつきやすく、それによって輝きが無くなったと勘違いするケースもあります。
汚れが気になる場合は、中性洗剤をぬるま湯で溶いて、柔らかな歯ブラシやハケなどで洗いましょう。
汚れがなかなか落ちない場合は、液を少し濃くして1日浸けてから洗うのもいいでしょう。
洗浄後はお湯でしっかり洗い乾燥させましょう。
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