8月誕生石~ペリドット~
こんにちは。埼玉県さいたま市(大宮・川越)のジュエリームナカタです。
8月生まれの皆さんおめでとうございます。
早速ですが8月の誕生石『ペリドット』についてご紹介しましょう。
~ペリドット~
象徴:幸福・和合・夫婦円満
和名でかんらん石と称されるペリドット。
かんらん石の鉱物名を「オリビン」といい、どちらもオリーブのことを意味していて、そのかんらん石の中で品質の良い(=宝石として扱える)ものをペリドットと呼びます。
ペリドットは、オリーブの由来からもわかる通りおちつきのある、それでいて鮮やかなオリーブに似たグリーン色の美しい宝石です。
宝石には、不純物の成分の影響で着色される「他色石」と、石の主成分そのもので着色される「自色石」があります。
ペリドットは、主成分の鉄の影響によるもので、自色石になります。
余談ですが、「他色石」か「自色石」かの区別は、その石に何種類のカラーバリエーションがあるかで判断できます。
「他色石」なら、色々なカラーが存在します。
不純物の微妙な割合や変化で色が変わるからです。
「自色石」なら、一色のみとなります。ペリドットは黄緑色のみ存在します。
(細かく見れば、黄緑~緑の間・濃淡などが存在するといえますけどね)
ペリドットは太陽の光と闇夜の光で輝きに違いが少ないという特性があります。
暗いところでも輝きがあまり褪せないのです。
その為、昔から夜のパーティー等で重宝され、そして他の宝石よりひと際輝いて見えることから「イブニング・エメラルド」という別名も与えられました。
一般的には安価でお手頃なイメージですが、色が濃く、大粒で、透明度の高い石は高い価値があります。
(ペリドット&ダイヤ・ペンダントブローチ)
ところで、皆さんは「ハワイアン・ペリドット」ってきいたことありますか?
ちょっと前までは『ペリドットと言えばハワイ』と言われたくらいにハワイの名産として「ハワイアン・ペリドット」が大量に販売されていました。(今もあります)
それは、昔ハワイ島の海辺で、砂浜の砂に含まれていたものを採って名産として売っていたのです。
しかし、現在の主産地はアリゾナ州・ニューメキシコ州やオーストラリアが多いようです。
古代では、ペリドットは遥か宇宙から太陽のパワーを封じ込めてやってきた「太陽の石」と思われていました。
特に、昔の電気など無い時代に人々にとって暗闇は恐怖であり、日食や月食などの自然現象は神の怒りや悪魔の仕業であると考えられとても恐れられていました。
そのために、太陽の力を封じ込めてやってきたペリドットは、暗闇や災難から身を守ってくれるお守りになると信じられたのです。
そうした流れから何時しか、暗闇を消し去って光を取り戻し、悪魔を追い払う宝石としてエジプトの王たちに珍重・崇拝されました。
さらに、魔除やお守りとして効果を出すには、金の枠にはめて着用することが大事と思われいましたので、昔のエジプトの王冠や装飾品には金とペリドットが華やかに飾られたものが多いんです。
実際、色の組み合わせとして金とペリドットはとても相性が良いです。
他にも、病気や健康のお守りならば金の枠に、心の病や悩みにはシルバー系(シルバー・プラチナ・ホワイトG)の枠にはめて身に着けると良いそうです。
硬度は6.5~7で比較的柔らかい石です。
また、劈開性(ある方向に割れやすい)もあるので、要注意です。
自分たちも、ペリドットの取り扱いには非常に気を遣います。
お手入れは、通常は乾いた布で拭くだけにして下さい。
特に汚れが気になったら、柔らかい歯ブラシに洗剤をつけて軽~く洗って下さい。
ペリドットは平和の象徴とも云われ、愛や友情のお守りになります。
また心身を安定させストレスを解消、結果、お肌にも効果があるとも言われています。
一言でいうなら精神的な疲れを癒してくれる石といえますかね。
そんな、グリーンの輝きが美しいペリドットのお話でした。
今夜、パーティーへ行かれるそこの貴女!
『イブニング・エメラルド』をお忘れなく♪
^-^/
(18金ペリドット&メレダイヤリング)
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