11月誕生石~シトリン~
先日、盛岡へお渡しに行って参りました。
お客様はとても心優しい方でした。
ご注文の品はプレゼントなのでお渡しが完了したらお客様の許可を頂いてエピソードと共に皆さんにもご紹介したいと思います。
直接お渡しするとお客様の喜ぶ姿やご注文品へ込めた想いなどを感じることが出来るので嬉しいですね。
またひとつ、素敵な出会いに恵まれたことに感謝します。
さて、本日は11月の誕生石『シトリン』についてご紹介したいと思います。
11月の誕生石がトパーズだけと思われていた方にも、きっとシトリンの知らなかった魅力に気づいていただけることでしょう。
~シトリン~
象徴:(幸福)(友情)(潔白)
前回『トパーズ』のお話で、黄色い色の石の代表、というお話をしましたが、実はそう言われてた時代にトパーズ表示されていた石の多くは今で言うシトリンなんです。
シトリンは「黄水晶」のことで『シトリン』とは、フランス語で柑橘系を意味する「シトロン」に由来します。日本ではレモンクォーツも含めて「黄水晶」と呼ばれています。
「青=サファイア」「赤=ルビー」と思い込まれてた時代、黄色い石もまた全て「トパーズ」と思われていました。
時代の経過と共に鑑別の技術も発達しちゃんと区別するようになりました。
それとは別に、シトリンとトパーズに数倍以上にもなる価格の開きに乗じ、業界関係者が希少なトパーズにあやかろうという戦略もありました。
「シトリン・トパーズ」といった名前を付けた石を見ることがあります。
見たらそれは間違いなく『トパーズ』ではなく『シトリン』と思ってよいでしょう。
本物のトパーズにわざわざシトリンの名はつけません。どうぞご注意を。
シトリンの産地はブラジルやチリが有名ですが、ロシアやスペイン、マダガスカルでも採掘されます。最近はベトナムでも発掘されるようになりました。
人工処理で色を調整し、安定的に供給できる為安価で手軽に購入することができるのもシトリンの魅力のひとつ。
そんなシトリンも、天然のものはたいへん希少です。
なかでもブラジルで採れる【マディラ・シトリン】はとても稀少です。
以前、知り合いの方にマディラシトリンを見せていただいたことがあります。
深みのあるオレンジ色をしたその石は透明感・輝きもも抜群で、ひと目みて自分も父親も『欲しいな~』と口を揃えたほどです。
普段見てきたシトリンとは明らかに別格でした。
硬度は7。
比較的硬い方ですから過度に神経質になることはありませんが、やはり他の石や硬いものと接触することはないよう注意しましょう。
ただ、シトリンは日光に弱いといわれますので、日の当たるところには置かないように注意しましょう。
古くは『商売の繁盛』と『富』をもたらす石としても大切にされてきましたので、日の当たらない屋内に飾っておくのも良いかもしれませんね。
当店ではマリッジリングにシトリンをお入れする男性も多いです。
きっと結婚後の富と生活の安定を願って。
太陽の力・柑橘系など明るさを象徴するシトリンは、昔から憂いを除いて活気と安定した精神力を与えてくれる石と云われてきました。
さらに冷えの防止・目の不具合の除去などで全身を健康にしてくれるといわれています。
さらに!
シトリンはストレスの解消にもすばらしい効果を発揮してくれます。
シトリンは不安・心配、落ち込んだ気持ちを払拭し、ストレスや緊張を解きほぐし、精神的な安定をもたらしてくれます。
また、投げやりになりやすい方、自暴自棄になりやすい方、シトリンは自己破壊的なエネルギーを鎮め自分を大切にできるようになり、自分に自信がない人にも自尊心を引き出してくれると言われます。
ぜひ今の自分の内面に憂いをお抱えの方、シトリンを身につけて活気に満ちた心を取り戻しましょう。
(シトリン&キャッツアイ・イヤリング)
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