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パズー!シータ!

なんてタイトルで始めてみました。
こんにちは。埼玉県さいたま市(大宮・川越)のジュエリームナカタです。

12月は3つの誕生石があります。
今日は『ラピスラズリ』のお話をしましょう。

 

Birth12lapislazuli


 

ラピスラズリ

象徴:成功・不屈・繁栄


ラピスラズリは瑠璃色の青に金粉をちりばめたような、まるで星の瞬く夜空を連想させる美しい宝石で、最も古くから装飾に使われている石のひとつです。

主産地はアフガニスタンで名前の由来はペルシャ語で「石」を意味するLAPIS、「青」を意味するLAZWARDからきてます。

日本名は青金石といい、古くは瑠璃(るり)と呼ばれ貴重な紺青色の顔料として、また危険を遠ざけ、幸運を招くお守りとして愛好されてきました。

 

今日のタイトル、そして先日の『トルコ石』の最後にもチラッと描きましたが、なぜ天空の城ラピュタ?と思われた方、あるいは「もしや・・電球」と思われた方。様々でしょうか。

【天空の城ラピュタ】で登場する『飛行石』のモデルが実はラピスラズリなのです。

それだけでも僕たちには夢のある幻想的なイメージを沸かせてくれますが、実際に古くから数多くの伝説を生み、世界各地で人々を魅了してきたようです。
もしかしたら、宮崎監督もそんな思いもあってラピスラズリをモデルにしたのかもしれませんね。

 

ラピスラズリの鉱物名はラズライトといい、産地が数カ所しかない貴重な鉱物で変成作用を受けた石灰岩の中に産出します。

青色の原因は硫黄です。
ラズライト中に硫黄が過剰に存在すると、鉄と結びついて金色の黄鉄鉱を形成します。
色むらのない紺青色に、金粉を振り撒いたような外観をもったものが最上級とされています。(白い部分もありますがこれは方解石です)

アフガニスタンのラピスラズリ鉱山は大昔から有名で、現在も最良の原石が採れる最大の鉱山です。
長らく唯一の鉱山でしたが、近年ロシアのバイカル湖畔やチリの鉱山でも採取され始めました。

ラピスラズリは数千年前から宝石として装飾に使われていました。
ツタンカーメンの棺やシュメール文明のモザイク画にも使用されています。
ギリシャ時代にサファイアと呼ばれていた青い石はラピスラズリのことでした。

シルクロードを通って日本へも運ばれており、奈良の正倉院にはラピスラズリを使用した装飾品が保管されています。

紺色の不透明石で見た目がしっとり落ち着いてみえるので男性用のアクセサリーとしてもよく使われています。

(ラピスラズリ・メンズリング)

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その他、絵の具の材料としてもラピスラズリは古くから利用されています。
日本画では群青という岩絵の具に、洋画はウルトラマリンという絵の具に使用されています。

トルコ石もそうですが、金素材に非常に映えるので、金細工のジュエリーに使用するのがおすすめです。

 

硬度は5~6。
取り扱いには要注意です。

ラピスラズリは身に着けるとネガティブなエネルギーから自身を守ってくれます。
また心臓や目を健やかに保ってくれるともいわれています。

心身共に健やかな日々を送るよう、ラピスラズリを持つのもいいですね 。

 

・・・最後に念の為。
ラピスラズリを身に着けても空を飛ぶことはできませんのでどうかご注意を(笑)

 

(18金アンティークテイスト・ラピスラズリリング)

12_4


 

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