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【0811】満を持して

5月中の日記で、『なかなかお眼にかかれない品物を・・・』というお話したのを覚えてますでしょうか。

今日はいよいよその品物をご紹介していこうと思います。


Dscf1886 ←先ずみてもらうのはこちら。
なんか細長いパーツがパラパラ見えますね

 

Dscf1889 ←これらを拡大して撮った写真がこれ。
なんか所どころ穴が開いてますね。


これらはひとつの品物のためのパーツです。



これらのパーツ、実は腕時計のベルトの部分のパーツなのです。
はい。ひとつひとつ手作業で組み立てていくのです。

これが完成品。宝飾時計です

Dscf2064
メインの時計の部分の加工は、時計職人さんの手作りです。さすがにむーさんとこでは時計は作れません

でも、時計以外の部分は全部うちの(父親の)手仕事です手(パー)むーさんにはまだこんな精巧な仕事をする技術は残念ながらありません泣き顔

Dscf2066
5月の日記で『諏訪の仕事仲間のところに・・』という日記も書いたかと思うのですが、実はその諏訪の職人さんこそ時計の本体部分を手掛けられた職人さんなのです!もとは時計メーカーの【セ○コー】さんにお勤めだった職人さんだけに、さすが精巧な作りっ

はい。ちょっとダジャレ気味



Dscf2082 時計本体からベルトの部分まで、ダイヤがびっちり入ってます豪華ですね!
デザインからダイヤの配置・大きさ、全てお客様のご要望によるデザインです。よくこのような素敵なアイデアを創造されましたもしかしたらどこかの時計をご覧になって、それをヒントに思いついたのかもしれませんね。 だとすると、あまりおおっぴらにご紹介するのはまずいかなでも、このような品はなかなかご覧いただけないので

ベルトの部分は当然可動です。どのように細工したかは、企業秘密

(まぁ、分かる人にはわかってしまうのですがね 笑)


Dscf2075_2 ←ベルトの裏を見てもらうと、穴が開いてるのが見えますね。穴の表側にはダイヤモンドが埋まってます。

これは、『下穴』といいまして、よく石の入った部分の裏を見てもらうと穴が開いてることがあります。
これは、ダイヤを彫り入れる際にドリル等で削って穴を調整するのですが、その削り粉が中にたまらないようにするのと、あと石は光を通したほうがきれいに見えるので、それで石を彫り入れるところにはこの『下穴』とよばれる貫通穴が開けられるのです。お手持ちのジュエリーも見てみて下さいね!
それと、よくこの穴を見るとパーツ内が空洞になってるように見えますか?確かに、空間を大きく抜いてます。

これは、以前ご紹介したマメ知識『リングの裏抜きについて』の裏抜きと同じ理由です。
これだけ地金を使用してますから、無垢のままでは重さも相当なものになってしまいます重さがつけば、身に着けた時に重さが気になるし、何より重さの分だけお金がかかるし

なので不必要な肉を取ってあげようという考えです。

この宝飾時計に関しては、もうちょっとご説明したいことがありますので、話が長くなってきたので今日はここまで

また次回のお楽しみということで


ではでは

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